2つの腰痛のタイプ
腰痛には大きくわけで、二つのタイプがあります。
背筋を伸ばしたり、腰を後ろに反らすと痛みが出るタイプ。
もう一つが、中腰や前かがみになると痛みが出るタイプ。
それぞれ、痛みの原因となっている筋肉が違いますので、緩める筋肉が変わってきます。
中腰・前かがみなると痛みが出る腰痛の原因
中腰や前かがみで腰に痛みが出る場合、痛みの直接の原因となっている筋肉と、その筋肉が硬くなるきっかけを作った根本原因となっているがあります。
ずっと前かがみで同じ姿勢で仕事をしている等、ちょっと特殊な条件がある場合は別ですが、中腰・前かがみになると痛みが出る場合は、ほとんどのケースで腰を反らすと痛みが出る腰痛を経てから発症しています。
一時的でも構わないので、痛みを改善したいのであれば直接原因となっている筋肉を、根本的に腰痛を改善したいのであれば、根本原因となっている筋肉を緩める必要があるのです。
なぜ、腰を反らすと痛みが出る腰痛が先なのか
それでは、なぜ腰を反らす腰痛になってから中腰・前かがみなると痛みが出る腰痛になるのでしょうか。腰を伸ばしたり、反らすと痛みが出る腰痛は大腰筋などお腹がわの筋肉が硬くロックしていることによって、引き起こされます。詳しいことは「腰を反らすと痛みが出る腰痛の原因と改善するためのセルフ整体」に書いていますので、そちらをご覧ください。
大腰筋や腸骨筋などロックした状態で背筋を伸ばすと、伸びない筋肉が無理やり伸ばされることになりますので、背骨などにテンションがかかってしまいます。テンションがかかった状態が続くと辛くなるので、無意識のうちに大腰筋がたるむ猫背の姿勢をとって、そのテンションを逃そうします。
話が少し外れてしまいますが、「腰痛は姿勢が悪いのが原因なので姿勢を気をつけると改善する」と言われることがあります。気を付けていなければ、いい姿勢を維持できないというのは実は不自然なことなのです。動物たちは意識していい姿勢を保とうとするでしょうか。おそらく動物たちは「いい姿勢を取らなくては!」と考えたことは一度もないはずです。動物は無意識のうちに楽な姿勢を取ろうとします。それは自然なことであり、決して悪いことではないのです。ですから、猫背になるのも、大腰筋などの硬くなった筋肉を無意識のうちに緩ませようと取っている自然な行動なのです。ただ、猫背の期間が長くなってしまうと、今度は背中や腰に負担がかかり続けてしまうことになりますので、結果的に今度は背中や腰回りが硬くロックしてしまいます。
では、どうすればいいのでしょうか。単純に「猫背が楽だ」と思わせる原因となっている大腰筋などのロックを緩めてあげればいいのです。大腰筋のロックがなくなると、背中を丸めてお腹をたるませる必要は無くなりますので、意識をしなくても自然と姿勢がよくなるのです。
中腰・前かがみなると痛みが出る時に緩める筋肉
それでは、中腰・前かがみになると痛みが出る腰痛はどの筋肉を緩めたらいいのかご紹介します。
根本原因となっている筋肉
・大腰筋
・腸骨筋(動画準備中)
・小臀筋(動画準備中)
直接原因となっている筋肉
・腰方形筋
・多裂筋
・腰腸肋筋(多裂筋のセルフ整体を参照)
・胸最長筋(多裂筋のセルフ整体を参照)
まだアップしていない動画も多いですが、少しずつ動画もアップしていきますね。
もし、セルフ整体をしてもイマイチよく分からないという方は、ぜひ一度私の施術を受けてみてください。施術の中でセルフ整体のやり方も伝授いたします。
「多裂筋(胸最長筋、腰腸肋筋)」のセルフ整体のページへのリンクを追加しました。
「腰方形筋」のセルフ整体のページへのリンクを追加しました。